商店建築2020年9月号にBouquetin Boulangerieが掲載されました。
ウィズコロナ／ポストコロナを考えるという企画の中で取り上げていただきました。
2020年の一番大きな出来事はオリンピクではなくコロナウィルスの感染拡大となってしまいましたが、飲食業は特に大きな影響を受けたのではないかと思います。
bouquetin（ブクタン）は、テイクアウト専門のパン屋さんで、お店の前に小さな庭のようなスペースが有り、順番を待つお客さんは数人であれば互いに距離をとって待つこともできます。
計画当初には、このスペースに増築をして接客スペースを増やすことを考えたりもしましたが、ウォズコロナのあり方としては増築せずに外部に余裕をもたせた今の形の方が正解といえるかもしれません。
これまで、飲食店といえば、できるだけ多くの客席を設ける設計を求められてきましたが、その常識も今となっては疑わざるを得ない状況となっています。
何が正しいのか、何が間違っているのか、すぐに答えができるようなことではありませんが、私達も場所づくりに携わるものとして、私達に何ができるかを考えてゆこうと思います。