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Nursing home MEDICAL 2022

未来の福祉づくり02
特別養護老人ホーム あそか園

異世代交流が自然と生まれる施設

本計画の敷地は、地域で長く愛されてきた旧児童福祉会館の跡地であり、隣にその後継施設であるこどもプラザが、正面には東川小学校があるという立地環境から、周囲に集まる子供やその親世代が利用したくなるような、オープンで公共性の感じられる建築を実現することで、幼老複合施設に期待される異世代交流の効果が自然と得られるのではないかと考えました。

1階の地域交流スペースには、かつての児童福祉会館がテーマとしていた天体や星といった要素を、吹き抜けを使った照明計画で表現し、地域に根ざした人達は親しみを感じることができ、子供たちにとっては遊びに行きたくなるような空間づくりを目指しました。

このスペースと2階の特養は大きな吹き抜けを介して繋がっているため、特別なイベントがない時でも、子供たちが日常的に遊びに来てくれるだけで、自然と視線が合う等の接点が生じやすい環境が実現されています。

パブリックでアクティブな高齢者施設づくり

ガラス張りで開放的な1階のデイサービスは、スポーツジムのようなアクティブなデザインの空間を実現し、施設の外周にはタータントラックのような青いウォーキングコースをつくることで、施設の入居者や利用者だけでなく、地域の人達に対しても体を動かし健康を維持することを発信できるような施設づくりを心がけました。

「不完全」な佇まいが見る人の創造性を誘発する

亜鉛メッキを施したエキスパンドメタルや白ガス管を、手すりや雨水管として施設を覆うように設置し、硬質の耐火被覆剤を吹きつけた構造部材をあえて露出させたつくりとすることで「不完全」「未完成」を感じさせる外観デザインを実現し、見る人それぞれが、それぞれの完成をイメージするような拡張性を持たせたデザインとしました。

ユニットごとにキーカラーを分けることでそれぞれの個性を創出

コアを中心に同じ形の4つのユニットが集まるように並んでいることで、自分がどのユニットにいるのかが認識しにくくなってしまうため、ユニットそれぞれに違うキーカラーを設定し、生活空間に彩り与えると共に、運営側にとっても使いやすいよう配慮しました。

隣り合うユニットの間にスペースを設けることで、それぞれの居室や共同生活室にできるだけ外光や風を直接取り込むことができる心地よい住空間を目指しました。

Information

特別養護老人ホーム あそか園

主要用途: 介護老人福祉施設
設計: 株式会社AIDAHO
施工: 松井建設株式会社
所在: 東京都江東区住吉
敷地面積: 2,917,48㎡
建物面積: 1,898,15
規模: 地上7階
構造: 鉄骨造
竣工: 2022年5月
写真: 東京SS

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