news

news
2016.01.08 AIDA TALK Report

設計事務所と工務店のあいだ

AIDAHOは設計事務所ではありますが、状況に応じて工務店もやってきました。ここでいう工務店とは、複数の専門工事業者を管理し、総合的な工事を請け負う業者のことです。

今現在進めているパン屋さんのプロジェクトは、AIDAHOが工務店として工事を請け負い、工務店ではなくつくり手に直接仕事を発注して進めています。

一緒に工事を進めているのは、10年来の付き合いのデザインも設計も施工もできるスーパーマンのような仲間達です。

クライアントは15年前に知り合い、昔からお店を出すときには相談するといってくれていた人で、ありがたいことに本当に声をかけてくれて、お店づくりをさせてもらえることになりました。

ずっと近くにいた人達が、互いに影響しあいながらも別々の道を歩いてきて、今こうして1つの目標に向けて歩みをそろえていることがとても嬉しいです。

今回一緒にお店作りをしているWOODWORKは御徒町にある家具屋さんで、長沼と澤田の古くからの友人が働いています。これまでイベントやワークショップを一緒にやったり、AIDAHOの設計した空間に家具をおかせてもらったり、デザインした店舗のカウンターをつくってもらったりと、一緒にものづくりをしてきましたが、0から一緒に考えて空間をつくったことはありませんでした。

AIDAHOは設計事務所として空間全体のデザインをまとめるという点では、WOODWORKよりも経験がありますが、家具という単体として完成されたものを考え、つくり続けてきたWOODWORKは、ディテールに対する鋭い感覚をもっています。

一緒にものづくりしていてとても勉強になるし、互いにこれまで単体のままではできなかった発想ができるようになってきています。

まだ小さな一歩を踏み出したばかりですが、今後の展開がとても楽しみです。