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2015.09.18 AIDA TALK

部屋と部屋のあいだ 01

空間を仕切るには様々な仕切り方があり、限られたスペースを上手く活用し、快適な環境を実現するには、この仕切りをどこにおくか、そしてどのような仕切りにするを考えることかがとても重要です。

これは事務所内の資料としてつくったものの一部ですが、これ以外にもまだまだたくさんの空間の仕切り方があります。

光りも風も音も遮断したいのであれば、床から天井までの壁をたてればいいのですが、限られたスペースの中を壁で仕切ることで、仕切られた個々のスペースは狭くなり、開放感は失われてしまいます。

この写真は、AIDAHOが手がけたマンションリノベーションの事例ですが、リビングと寝室の間を壁で仕切るのではなく、木製のガラス引き戸で仕切ることで、南側からの光をリビングだけではなく、寝室からも感じることができるようになっています。また、引き戸を開放することによって、寝室の一部をリビングの延長としても使うことができます。

小さな子供のいる家族の場合は、子供が小さなうちは家族揃って同じスペースにいることが多いので、家族で過ごすスペースを一番大切だと考える人が多いと思います。この事例の場合は、引き戸という開閉可能な間仕切りを活用することで、限られたスペースの中でも開放感のある快適なLDK、寝室を実現することができました。

今回は引き戸を例にして間仕切りについて書きましたが、今後も少しずつ、部屋と部屋のあいだについて書いてゆこうと思います。