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2022.05.11 Press

特別養護老人ホームしらひげ が日経ヘルスケア5月号に掲載されました

今年の1月に東京都墨田区で竣工した 「特別養護老人ホームしらひげ」が日経ヘルスケア5月号に掲載されました。
毎号一つの建築を紹介している「ヘルスケア・アーキテクチュア」というコーナーで紹介されています。

「特別養護老人ホーム しらひげ」は、東京都墨田区東向島に計画した都市型の介護老人福祉施設です。
日本では、65歳以上の高齢者数は今後も増加し続け、2042年にはピークを迎える予測となっています。
(65歳以上の人口は3626万人で全人口の39.4%、75歳以上の人口は2401万人で全人口の26.1%、2055年には75歳以上の人数は人口の25%となる見込み)

後期高齢者とされる75歳以上の人口推移を見ると、2025年〜2040年にかけては、東京都等の大都市部で著しい増加が予測されており、後期高齢者の現在の要介護認定率が32.7%と非常に高い数値となっていることを考えると、都市部での介護福祉施設の必要性は今後も高まり続けることは明らかと言えます。

出典:
福祉保健局高齢社会対策部作成 東京の高齢者と介護保険データ集(令和2年6月)
東京都高齢者保健福祉計画(令和3年〜令和5年度)
厚生労働省老健局 都市部の高齢化対策の現状(平成25年5月20日)

これらの現状を踏まえて、特別養護老人ホームしらひげでは、大きな土地を確保することが難しい、建物が密集している、周辺に自然環境が乏しい等の環境的要因から、眺望や彩光などが十分に獲得し難く、開放的で健やかな住空間を実現することが難しい都市部において、どうすれば良質な住空間を実現することができるのかを重点的に考え、計画をしてまいりました。
ご高覧いただけましたら幸いです。