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「古家リノべ現場見学会」をやります

2017.1.25

「古い木造住宅のリノベーション現場見学会」


略して


「古家リノベ現場見学会」


をやってみようと思っています。

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こちらの住宅は、今現在AIDAHOでリノベーションの計画をし、すでに工事が始まっています。戸建ての賃貸として、長くお住まいになっていた方がいましたが、その方が転居し、1年くらいの間空き家となっていました。

敷地延長で道路に接している道幅が2m以上ないため、今現在建っている住宅を壊しても新しい建築を立てることができません。このようなケースは都内では決して少なくありません。

※道路から奥まった土地から通路のような細い土地が道路に接している土地で、道路と敷地が2m(場合によっては3m)以上接していない都市計画区域、または準都市計画区域内の土地は原則として建築物は建てられず、接道義務が定められる前に建てられた建物を壊して再建築することもできません

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このような環境にある住宅は、周りを建物に囲まれていることで採光、通風が確保しにくいというデメリットはありますが、道路から離れている分静かだったり、プライバシーが守りやすいなどのメリットもあります。

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壊しても新しい建築物が建てられないため、都内でも古くて趣のあるような建物が残っているケースも多いです。

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解体してみると壁は全て土壁でつくられており、構造体の接合も今とは違う昔のやり方でつくられています。

今回の工事では、構造体はありのまま残し、外部に面した壁内に構造用合板を張ることで構造をできるだけ補強します。

構造についてはより強くする方法はいくらでもありますが、費用と効果のバランスを考えてこの方法を採用しました。

外部に面した壁全体を構造用合板で覆うのは石膏ボードで仕上げるよりも一般的にはコストがかかりますが、仕上げをクロス仕上げではなく、構造用合板の風合いを活かしてオイルステインなどで仕上げるようにすることで、逆にコストを抑えることも出来ます。

この住宅の場合はDIYを楽しむことが出来るようにしたいと考えていたので、内壁の全面がベニヤで仕上げられていることで、棚やフックなどが好きなところにつけることができ、自分の暮らし方に合わせて家をつくってゆくことができるようになっています。古材のような雰囲気のある柱や梁はボードやクロスで覆うようなことはぜず、少し表面をきれいにして露出させます。

最近ではこのような仕上げ方も一般的に知られるようになり、クライアントに受け入れられやすくなってきましたが、少し前まではよく「これこのまま?」と言われていました。もともと自分の身近にこのようなつくりの住宅があった人にとっては、この古さがどうしてもいいと感じることが出来ないということもあると思います。

私の場合は全く逆で、柱や梁が全く見えない(飾りの床柱はありましたが)ミサワホームのツーバイフォーの家で育ったため、柱や梁が露出して見えている家は新鮮に感じられ、構造体の見えないツーバイフォーの家よりも「本物の家」という感じがしてかっこいいと思っていました。同じように、古民家のような家で育った人にとっては、無機質で均一な素材に覆われた家が「現代の家」という感じでかっこよく思えるのではないかと思います。

都内の住宅地を歩いてみると、今回の住宅と同じような、道路から奥まった場所で老朽化して放置された家を目にすることがあります。そのような住宅に価値を感じることが出来ず、持て余している人に、今回のリノベーションの現場を見てもらうことで、持っている住宅の価値や可能性を感じるきっかけにしてもらえたらいいなと思っています。

今計画している住宅は古さと新しさが混同した家になります。私のように古いものや素材感のあるものに豊かさを感じる人にとっても、古いものの不便さを知り、古さを魅力と思えない人にとっても、いいと思ってもらえるような家にしたいと思っています。

そんな家がどうつくられているのか、そのプロセスを覗いてもらうのが「古家リノベ現場見学会」です。

すでに工事が始まっており、日々完成に向けて着々と出来上がってきてしまっているので日程がかなり近くなってしまうのですが、今週の土曜日の1月28日 午後1時~午後5時くらいの間で希望者を募集いたします(予約制とさせてください)。

それ以降でも希望者がいれば随時案内させていただこうと思いますので、info@aidaho.jpまでメールをくださいcontactからお問い合わせいただいてもかまいません)。

よろしくお願いいたします、